単価を安くするために素材を下げるんじゃなくて、良い素材と丁寧な作り方で喜ばれるものを作ろう
ここ半年を振り返って、ちょっと間違っていたなと気づく
最近、なんか違うと考えている。
なんか、違う。
2013年12月に初めて自ブランド名義で百貨店に出展して、ものすごく嬉しかった。
それ以降、ほぼ毎月のように百貨店イベントに出展させていただけて、今も、もちろん嬉しい。
でもだんだんと、自分の作るものの方向性がズレてきてしまっていることに気づいてきている。ありがたいことに立て続けに出展のお話をいただいて、お話をいただいたからにはお応えしようと、ほぼ全てのイベントに出展してきた。
本来なら不本意なはずのイベントにも、準備期間がほとんどないイベントにも。
売上のことを考えて、あまり自分では欲しいと思っていない安価な材料を使ったりもした。単価が上がると売上が悪くなると考えていた。周りの手作り作家たちと単価を合わせる必要も感じていた。
でも、振り返ってよく分析してみると、結局は単価が高くても良い素材を使って丁寧に作ったものが喜ばれている。
そりゃそうだよね。
自分が心から欲しいと思える、誇れるものしか作らない
自分に嘘をつくと、結果自分を追いつめる。
だから、私が欲しくないものは、もう作らない。
今後はイベント出展のペースを抑えようと思います。無理な出展はしない。安さを求められる売り場は勇気を持ってお断りする。
作品制作のペースも落ちていくと思う。制作時間が同じでも、丁寧に作ると完成する数は減っていくので。そして、バッグもアクセサリーも、素材にこだわり時間をかける分価格に反映されてしまうと思う。
それが、マーケティングとして正しいかどうかわからない。
わからないけれど、良いものでないと納得しない自分がいる。
今のうちに気づけてよかったんだと思う。
ちなみに、私のバッグで一番人気は、最も単価の高いコレです。
3wayネコショルダーバッグ [NAVY] | CHIBICO by Mai Fushimi
既にお客さまから答えはいただいてたってことですね。